1.評価方針
地球環境科学コースでは,各教員の教育実績を点検し教育の改善に役立てる
ことを目的として、教育実績の自己評価を行っている。
平成25年度も、地球環境科学コースの理学部教学点検委員会委員が、下記の
項目についてデータを収集し、その結果を取りまとめた。コース会議での議論・評
価を踏まえて、ここに概要を公表する。
1)授業アンケート: コースの教員が担当する理学部専門科目及び教養科目
の学生授業アンケートについて、教員の授業改善に直接関わる項目を、理学
部の講義科目は6項目(5択13項目中)、実験科目は6項目(5択13項目)、教養
科目は8項目(5択9項目中)を選んで、各科目における評価や平均評価などを
まとめ、授業改善のポイントを検討した。その上で、講義科目では アンケートの
平均値の高い上位4科目を表彰対象に選んだ。実験科目では1科目、教養科目
では2科目を選んだ。
2)指導学生数: 各教員の申告に基づき、学部4年生(卒業研究)、博士前期お
よび後期課程の指導学生数の多い上位2名の教員を選んだ。
3)担当授業の受講学生数: 各教員の申告に基づき、担当科目の受講学生数
の多い上位2名の教員を選んだ。
4)教育貢献特記事項: (1)教科書執筆、(2)学内外での教育活動(高校への出
張授業,他大学での集中講義,科学セミナーなど)、(3)教育関連のシンポジウ
ム参加(全学FDへの参加,JABEEシンポジウムへの参加など)について、各教
員の申告に基づき、これらの総数の多い上位3名を選んだ。
2.評価結果
1)授業アンケート
・理学部専門科目: 地質環境学概論(山口直文)、
環境リスクマネジメント論(本田尚正)、
マグマの岩石学(藤縄明彦)、地球環境科学入門II(天野一男ほか)※1
・理学部実験・演習科目: 太陽地球環境学実験(北和之・野澤恵)
・教養科目: 総合科目 「環境としての霞ヶ浦」(天野一男ほか)※2 、
総合科目 「環境と人間」(本田尚正・北和之)
2)指導学生数
北和之、天野一男
3)担当授業の受講学生数
天野一男、北和之
4)教育貢献特記事項
天野一男、野澤恵、本田尚正
※1 本授業は、地球環境科学コース担当の全教員の協力下で実施されている。
授業内容にキャリア教育の要素を取り入れ、大学院生や卒業生を講師に
招くなど、内容改善の努力をした結果、学生の評価が大幅に上昇した。
※2 本授業は、茨城県と茨城大学との連携に関する包括協定における事業の
一環として、茨城大学の複数学部の教員と茨城県霞ケ浦環境科学センター
との相互協力のもとに実施される、ユニークな授業である。