北教授ほかの論文が国際学術誌に掲載、茨城大学他からプレスリリースされました。
2020年9月29日(火)
地球環境科学コースの北教授、五十嵐特命研究員(現・京都大学教授)、本学OBの木名瀬健さん(現・気象研究所)、本学大学院生の林さんおよび筑波大学、香川大学などのグループにより、森林内において雨によって放射性セシウムの大気濃度が高くなる現象が発見され、その原因は真菌類の大型胞子の放出が増加するためであることが明らかになりました。この研究成果は、Nature research社の発行する国際学術誌「Scientific Reports」誌に9月18日に掲載され、29日に茨城大学のほか京都大学、筑波大学、香川大学からもプレスリリースされました。またこの内容は、9月30日の福島民友新聞にも紹介されました。
プレスリリース(リンク):https://www.ibaraki.ac.jp/news/2020/09/29010970.html
出版論文(リンク):https://www.nature.com/articles/s41598-020-72029-z
Kazuyuki Kita, Yasuhito Igarashi, Takeshi Kinase, Naho Hayashi, Masahide Ishizuka,
Kouji Adachi, Motoo Koitabashi, Tsuyoshi Thomas Sekiyama and Yuichi Onda,
Rain‑induced bioecological resuspension of radiocaesium in a polluted forest in Japan,
Scientific Reports, 10:15330, doi.org/10.1038/s41598-020-72029-z, 2020.
(北 和之、五十嵐康人、木名瀬健、林 奈穂、石塚正秀、足立光司、小板橋基夫、関山 剛、恩田裕一、日本の汚染林内における降水により誘発された放射性セシウムの生物生態学的再飛散)