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茨城大学地球環境科学コースは、幅広い分野で研究・教育を展開しています。

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分野・教員一覧PROFESSORS

地球環境科学コースは、「地球物理学」、「地質学・岩石鉱物学および水圏環境科学」そして「惑星科学」の大きく3つの研究分野で構成されます。以下では、3つの分野ごとに教員を紹介します。

各教員の紹介内容:
@ 研究内容
A 主な担当科目

B Email(後ろに@vc.ibaraki.ac.jp

地球物理学分野

地球をはじめとする太陽系で起こる現象を物理学的に解き明かす学問分野
研究対象は「固体地球」、「地球表層」、「太陽」の3つに分かれます。固体地球(地球の固い部分)の研究では、地震学を中心とし、おもにコンピュータを使ったデータ解析やシミュレーションを行っています。地球表層(大気・海洋)の研究では、環境問題を引き起こす物質の発生・移動・影響を調べたり、豪雨や温暖化についてスーパーコンピュータによるシミュレーションや気象レーダ観測を行ったりしています。太陽の研究では、太陽の観測など天文分野での研究内容に加え、太陽地球間の物理現象の解析、特に最近では宇宙天気やその予報にテーマを広げています。これらの研究によって、地球物理的に地球環境や防災(例えば地震、集中豪雨、宇宙天気)に関する影響についても明らかにしようとしています。

図1:固体地球物理学で用いる観測手段(描写:山田)
図2:茨城大学に設置する気象レーダ

具体的な研究テーマ
・地震の観測波形を用いた、地殻内部の複雑さや火山下のマグマの動きの推定
・小地震の解析に基づく、将来の大地震の特徴の予測
・温室効果ガスや大気微粒子などの気候影響物質の観測
・大気汚染、光化学スモッグ・PM2.5の動向、福島原発事故による大気環境の影響
・地球温暖化による豪雨やそれに伴う災害リスクを気候学的に予測する研究
・太陽分光観測による太陽表面現象の解明、太陽観測専用小型分光器の製作
・宇宙天気現象による人工衛星の軌道変化の解析
・災害時の情報と避難行動の研究
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河原 純(教授)
(G棟310室)

@ 地震学(複雑な地球内部での地震波の伝わり方と地面の揺れ方の研究)
A 固体地球物理学入門一般地学実験
B jun.kawahara.ri


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北 和之(教授)
(G棟311室)

@ 大気科学、特にオゾンや温室効果気体など地球環境に影響を与える大気物質の研究
A 大気科学U地球物理学基礎実験
B kazuyuki.kita.iu


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野澤 恵(教授:2022年度コース長)
(K棟728室)

@ 太陽を起点とした研究(宇宙天気現象、人工衛星への影響、宇宙磁場の解明のため、太陽などの天体観測)
A 太陽惑星圏科学地球物理学発展実験
B satoshi.nozawa.i
研究室HP


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山田 卓司(准教授)
(G棟309室)

@ 地震学(地震発生の物理学的研究および地震発生予測・火山噴火予測への応用)
A 地震学測地学
B takuji.yamada.t9sci
研究室HP


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若月 泰孝(准教授)
(G棟313室)

@ 気象学(降水・災害・予測・局地循環などに関係する気象・気候学的研究)
A 大気科学T地球情報処理実習
B yasutaka.wakazuki.fu
研究室HP


地質学・岩石鉱物学分野および水圏環境科学分野

(地質・岩鉱)地球における悠久の過去と未来をつなぐ学問
地球の歴史は46億年におよびます。その記録は、地層と岩石鉱物の中にしか残されていません。大陸の分裂、地磁気の逆転、超巨大噴火の発生。いずれも人類未体験のイベントですが、これらの詳細を知ることが未来の地球を考える大きなヒントになります。近い将来起こりうる防災対策にも役立ちます。本分野では、地質学と岩石鉱物学を中心にして、地球の古環境変動の復元、火山の活動評価と長期噴火予測、地震・水害リスクの評価やマネジメントなどを行っています。

(水圏)湖や海の沿岸域の地形や地層の成り立ちから過去や現在の環境を考える学問
地質学、特に堆積学と呼ばれる地形や地層の特徴から過去に起きたことを推定する研究を通して、湖や海の沿岸域の過去・現在の環境について考えます。過去や現在の高精度・高解像度の推定を目指して、現在沿岸域で起きている堆積現象の観察や、水路実験などによる地形や地層の形成プロセスの解析を行っています。


図1:チバニアン地磁気逆転境界
図2:下総層群露頭での堆積構造観察

具体的な研究テーマ
(地質・岩鉱)
・地磁気逆転と古環境変動(気候や生物に与える影響)の研究
・堆積物の古地磁気ー同位体ー微化石を用いた複合層序
・歴史資料を活用した減災・気候変動適応に向けた文理融合研究
・航空レーザデータとデジタルマップを活用した災害予測
・山岳地域における湿原の植生変遷に関する景観生態学的研究
・超巨大噴火の発生様式と継続時間を推定する研究
・活火山の中長期噴火予測
・岩石鉱物の化学組成などからマグマの発生・進化・噴出のプロセスを探る研究
(水圏)
・浅海堆積物の堆積構造やベッドフォームの形成過程
・津波堆積物の形成過程
・霞ヶ浦湖内や鹿島灘海岸の堆積物の特徴に基づいた堆積プロセスの推定
・砂浜海岸におけるマイクロプラスチックの堆積プロセス

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岡田 誠(教授)
(G棟312室)

@ 古地磁気学を基礎とした年代層序学及び長周期地球磁場変動の研究、同位体を用いた古海洋学的研究
A 古海洋学地質学U地質学実験
B makoto.okada.sci
研究室HP


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小荒井 衛(教授)
(G棟210室)

@ 第四紀学・地形学に基づく地表変動メカニズムの解明と人間環境に及ぼす影響(災害)に関する研究
A 防災地質学環境リスクマネジメント論地球環境科学研究IA(デザイン能力育成)
B mamoru.koarai.sci


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長谷川 健(准教授)
(G棟212室)

@ 火山学(特に、地質学的・岩石学的および古地磁気学的手法に基づく、火山の噴火史や深部マグマ系の解明)
A 火山環境学岩石鉱物学入門岩石鉱物学実験
B takeshi.hasegawa.paul
研究室HP


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山口 直文(講師)
(地球・地域環境共創機構 水圏環境フィールドステーション)

@ 堆積学(沿岸域の地形の変化と堆積過程の研究)
A 地質環境学概論地質環境科学実習
B naofumi.yamaguchi.sci
研究室HP


惑星科学分野

太陽系の惑星・衛星・小天体の成り立ちを研究する学問分野
私たちは地球や月の岩石、隕石など地球内外の物質を調べています。おもに、元素の同位体(同じ元素で異なる質量をもつ原子)を質量分析装置で検出し、その存在量から物質の起源を解明します。特に最近は水や有機物など揮発性物質に着目して、探査機はやぶさ2で回収された小惑星リュウグウの試料も分析しています。


図1:質量分析計で同位体を測る
図2:小惑星リュウグウ試料の準備

具体的な研究テーマ

・水を含む小惑星の進化に関する研究
・太陽系の年代学的研究
・月に存在する揮発性元素の研究
・太古代・原生代の堆積岩中に含まれる有機物同位体の研究
・大気・海洋形成に向けた初期地球における揮発性元素挙動の研究

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橋爪 光(教授)
(K棟718室)

@ 宇宙地球化学・惑星物質学・アストロバイオロジー
A 惑星科学入門宇宙地球化学U
B ko.hashizume.sci


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藤谷 渉(准教授)
(K棟720室)

@ 宇宙化学(隕石の同位体分析による太陽系形成過程の研究)
A 宇宙地球化学T岩石化学実験
B wataru.fujiya.sci
研究室HP





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