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茨城大学地球環境科学コースは、幅広い分野で研究・教育を展開しています。

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よくある質問 FAQ

Q.惑星科学分野ではどんな研究を行っていますか?

A.隕石・月試料や数十億年以上前に形成した地球岩石を対象とした物質科学的研究を行っています。

試料に含まれる鉱物、水あるいはガスなどの化学組成・同位体組成を分析し、宇宙・太陽系・地球と月の成り立ちや生命の起源を解明します。

はやぶさ2プロジェクトにも参画し、実際にその試料分析も行っています。また、現在準備が進む月や火星の探査計画にも参画しています。

Q.地球環境科学の「環境」とは?

A.地球を取り巻く、水環境、大気環境、地質環境さらには地球外環境を対象に研究しています。

まずはそれらを理解することから始め、さらにそれぞれの抱える諸問題(環境汚染、温暖化、地層処分・原発、磁気嵐、など)の解決に貢献していきます。

具体例:霞ケ浦およびその周辺海岸・干潟の汚染、福島第一原発周辺の放射性物質、噴火が原発に与えうる影響、太陽風による人工衛星障害、など

また、化石などから古環境を復元し、地球の来歴とこれからの未来を考える研究も行っています。

Q.防災にはどのように関わっていますか?

A.実際に起きた水害、噴火、地震・津波の調査、豪雨予測技術の開発、将来の地震・噴火のリスク評価などを行っています。

2019年の台風19号、2015年の関東・東北豪雨、そして2011年の東日本大震災の時には学生も含めた現地調査団を結成し、成果報告書をまとめました。

過去の津波イベント、噴火、土石流などの堆積物から、その発生〜災害に至る推移復元も行っています。

JABEEプログラム修了生の一部は、技術士となり、ハザードマップの作成、砂防事業のコンサルタントなどの第一線で活躍しています。

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